🏀 ミニバス情報局
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説明

🏀 ハイロードリブル(High-Low Dribble)とは2個のボールを使って、片方を高く・片方を低くつくドリブル練習


概要

ハイロードリブル(High-Low Dribble) とは、 2つのボールを同時に使い、一方を高く(High)・もう一方を低く(Low) ドリブルする練習のことです。

英語の High-Low は「高い・低い」という意味。 左右の手で異なる高さのドリブルをすることで、ボールコントロール・リズム感・両手の独立操作能力(ハンドアイコーディネーション) を高めるトレーニングです。


💡 練習の目的

目的内容
両手の独立性を高める片手で高く、片手で低くつくことで、左右の手を別々に動かす感覚を養う。
リズム感とテンポのコントロールドリブルの強弱・高さの違いを意識して、リズム変化を自然に身につける。
ハンドリング能力の強化ボールの反発力・タッチ感覚を左右で均等に感じ取れるようになる。
試合中の姿勢変化への対応高低差をつけることで、ドライブやフェイク中の姿勢変化に対応できる。

⚙️ 練習方法

🏋️‍♂️ 基本のやり方

  1. ボールを2つ持ち、左右の手に1個ずつ。
  2. 右手は**腰〜胸の高さ(High)で、左手は膝下の高さ(Low)**でドリブルを行う。
  3. 同じテンポで続けながら、高さを入れ替える(右Low・左High)
  4. 交互に高さを変えながらテンポを崩さず続ける。

⏱️ 1セット:30〜45秒 × 3〜5セット


🧠 ポイント

ポイント説明
視線を上げる下を見ずにドリブル。試合中の状況認識力も鍛えられる。
膝を軽く曲げて安定姿勢重心を低く保ち、ボールコントロールを安定させる。
強く、リズミカルにボールをつく反発を感じながら、テンポを一定にキープ。
左右の入れ替えをスムーズに手の高さを切り替える瞬間のバランスを崩さない。

🎯 応用練習

応用メニュー内容
リズムチェンジ・ハイロー高さを一定ではなく、「タタ・タタタ」などテンポを変える。
クロス・ハイローボールをクロスしながら左右で高さを変える。
ツーボール・ムービングハイロー少し前進しながらハイローを維持する(試合の動きに近づける)。

🏀 得られる効果

  • 両手のドリブルバランスが向上する。
  • ボールを見ずに操作できる“感覚的ハンドリング”が身につく。
  • 姿勢や高さの変化に強くなり、試合中の不安定な場面でも対応しやすくなる。
  • 緩急のリズムが自然に身につき、1on1での抜き出しやフェイクが滑らかになる。

🧩 他のドリルとの組み合わせ例

組み合わせ内容
ハイロー+クロスオーバー2個ドリブルのテンポを利用して交差のタイミングを養う。
ハイロー+ステップワーク足のリズム(イン・アウト・スプリット)と同時に行う。
ハイロー+視線トレーニング顔を上げてコーチの指示(左右・数字)を読み取る練習。

💬 まとめ

  • ハイロードリブル=左右の高さを変えるツーボール練習。
  • ボール操作力・リズム・独立動作を同時に鍛える万能ドリル。
  • 視線を上げてリズムを崩さず行うことで、試合に直結するハンドリング力 が身につく。
  • シンプルながら、プロ選手も取り入れる基礎力向上ドリル。

📺 参考動画

【バスケ自主練🏀】小学4年生 二個ドリブルハイロー #basketball #ミニバス

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