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シャムゴッドドリブル

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説明

🌀 シャムゴッド・ドリブル(shammgod-dribble)

🔍 概要

**シャムゴッド・ドリブル(Shammgod Dribble)とは、 一度ボールを前方へ押し出したあと、逆の手で一気に引き戻してディフェンスを抜くドリブルムーブです。

その名は、この技を広めたNBAプレイヤーゴッド・シャムゴッド(God Shammgod) に由来します。 1990年代後半に登場し、 現在ではカイリー・アービングクリス・ポール**など多くの選手が使用する 「ハンドリングの究極系」とも呼ばれるスキルです。


⚙️ 基本動作

  1. 右手でボールを前に押し出す(またはフェイク気味にドリブル) → 相手がボールを奪おうと前に出てくる。
  2. 左足を前に出しながら、左手でボールを素早く引き戻す。 → 引き戻すと同時に体を反転させてドライブへ。
  3. 相手の重心が前に出た瞬間に一気に抜く。

➤ 「押して→引く」2拍のリズムが最大のポイント。 速く、低く、そして一瞬で切り返すのがコツ。


🎯 目的

目的内容
ディフェンスの重心を前に引き出す相手をフェイクで前に誘い、抜きやすい状況を作る。
ハンドリングのリズム変化“押す→引く”のリズムでタイミングを外す。
スペースクリエイト抜く前に一瞬空間を作り、次の動作に繋げる。
観客を魅了するスキルムーブ試合の流れを変える華やかなプレーとしても使われる。

🧠 技術のポイント

ポイント解説
ボールを遠くに押し出しすぎない相手を誘い出す“ギリギリの距離”に置くのが理想。
引き戻しは速く・低く腰より下の位置で、横ではなく斜め後ろへ引く。
足と体の連動ボールを引く瞬間に前足(引き戻す側)をステップしてドライブへ。
視線でフェイク押し出す方向に目線を向けて相手の重心をずらす。

🧩 シャムゴッドのリズム構造

① 押し出す → ② 相手が出る → ③ 引き戻す → ④ ドライブ

まるで釣り糸を垂らして引くような感覚で、 相手を“釣ってから引く”という動作が基本となります。


🏀 使用シーン

シーン活用法
1on1のトップポジション相手の距離が近い時に最も効果的。
トランジション時ディフェンスの勢いを利用して抜ける。
ピック後の展開ヘッジに出たディフェンスを一瞬で外す。

💬 コーチングポイント

  • 「押し出して、釣って、引け!」
  • 「引く瞬間にステップを切り替えろ!」
  • 「ボールを守る意識を忘れるな!」
  • 「リズムで勝負しろ!」

⚠️ 注意点

  • ボールを押し出しすぎるとスティールされる
  • 引く方向が浅いとディフェンスに詰められる
  • フェイクが弱いと“ただのドリブル”になる
  • 実戦ではスピードよりタイミングと間が重要

🧩 関連スキル

  • クロスオーバー(Crossover):左右の手で素早く切り返す基本技。
  • ヘジテーション(Hesitation):止まるような動作で緩急をつける。
  • イン&アウト(In & Out):フェイクで相手を外側へ誘う。
  • スナッチバック(Snatch Back):後方へ引きながらスペースを作るムーブ。

🌟 有名選手の活用例

選手名特徴
God Shammgodオリジナル。爆発的な引き戻しと体の切れ味で観客を魅了。
Kyrie Irving流れるようなリズムとフローで“現代版シャムゴッド”を披露。
Chris Paulピック&ロール中に使い、スペースを作る戦術的応用型。
Luka Dončićゆっくりとしたテンポで“タイミングずらし型”のシャムゴッドを使用。

🏁 まとめ

シャムゴッド・ドリブルは、相手の反応を利用して空間を作り出すハンドリング技術の極み。 単なるフェイクではなく、“リズムと駆け引き”で勝負するムーブです。

🌀 「押して、引いて、抜き去る。」 シャムゴッドは、“間”と“感覚”でディフェンスを支配するアート。