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オープンスリー
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説明
🏀 オープンスリー(Open Three)とは
概要
オープンスリー(Open Three) とは、 バスケットボールにおいて ディフェンスにマークされていない状態で放つ3ポイントシュート のことを指します。
英語の Open Three は直訳で「開いた(=フリーな)3ポイントシュート」。 つまり、ディフェンスのプレッシャーがない“ノーマーク状態”の3Pシュート を意味します。
💡 基本の考え方
オープンスリーは、 現代バスケットボールにおける 最も効率的な得点手段の一つ です。
3ポイントシュートは1本決まるごとに3点。 同じ確率でも2点より1.5倍の得点価値があり、「いかにオープンで打てるか」 がチームオフェンスの鍵になります。
🎯 オープンスリーが生まれる主なシチュエーション
シーン | 内容 |
---|---|
ドライブ&キック | ドライブでディフェンスを引き付け、外のシューターへパス。 |
ピック&ロールからの展開 | スクリーンでズレを作り、ヘルプが寄った外へ展開。 |
ボールリバース(サイドチェンジ) | コートを大きく使うことで、逆サイドにフリーを作る。 |
トランジション(速攻) | ディフェンスが戻り切る前に外で待ち構えて打つ。 |
キックアウトパス | インサイドで引き付けたあと、外のシューターへパスアウト。 |
🧠 オープンスリーを決めるためのポイント
- キャッチ体勢を素早く作る → 足の向きとバランスを整え、リリースまでを短縮。
- リズムを一定に保つ → ノーマークでも焦らず、普段通りのフォームで。
- スペーシングを意識する → 味方と被らず、常に“見える位置”で待つ。
- ショットセレクションの判断 → シュートが苦手なら無理に打たず、次のパスに繋げる判断も重要。
⚙️ チーム戦術との関係
戦術 | オープンスリーを作る仕組み |
---|---|
ピック&ロール | ロールマンにヘルプが寄った瞬間、外にパスアウト。 |
ドライブ&キック | ゴールにアタックしてディフェンスを収縮させる。 |
オフボールスクリーン | シューターをフリーにするための動き。 |
5アウトオフェンス | 全員が外に開いて、常に外からの脅威を保つ。 |
📊 成功率の目安(NBA参考)
状況 | 平均3P成功率(3P%) |
---|---|
オープンスリー(ディフェンスなし) | 約40〜45% |
コンテストスリー(チェックあり) | 約30〜35% |
タフスリー(密着ディフェンス) | 約25%以下 |
👉 同じ選手でも、「フリーかどうか」で成功率が大きく変わる のが特徴です。
🏆 オープンスリーの名手たち
- ステフィン・カリー(Stephen Curry) → フリーを作り出す動き・スピード・精度すべてがトップクラス。
- クレイ・トンプソン(Klay Thompson) → キャッチ&シュートのリリースが圧倒的に速い。
- ダニー・グリーン(Danny Green) → コーナースリー専門の“3&D”タイプの代表格。
- カイル・コーバー(Kyle Korver) → オフボールムーブと高精度シュートで知られる名シューター。
💬 まとめ
- オープンスリー=ディフェンスのプレッシャーがない3Pシュート。
- チームオフェンスの目的は“フリーのシューターを作ること”。
- ドライブ&キック、ピック&ロール、スペーシング が鍵。
- シューターにとっては、最も決めなければならないシュート であり、 チームにとっては 効率と戦術の象徴 となるプレー。
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